2019.03.24更新

性行為時には必ず性病感染を防ぐコンドームを

近年、既に日本国内では見ることも少なくなり過去のものと割り切られつつあった梅毒などの性病が再び流行の兆しを見せています。
性別によっては自覚症状なく進行することも珍しくはないのが性病の怖いところであり、信頼できるパートナーとの間であっても無自覚に思わぬ性病を媒介してしまわないために性行為の際にはできるだけコンドームを着用することが推奨されています。

性行為中のカップル他の避妊具とコンドームが異なっている点は、両性間での直接的な粘膜接触がほぼゼロに抑えられるという点です。
性病は感染症ですので、病原菌となる微生物に接触しなければ感染することはありません。
高い避妊効果を発揮するのみならず、性病予防効果が高いこともコンドームが見直されている理由です。
近年はコンビニエンスストアでの取り扱いが一般的になりましたので他の避妊具に比べても安価に、そして手軽に入手できるようになったのがメリットともなっています。

しかし、コンドームを使用する際、ただ漫然と使用するだけでは十全に避妊効果、あるいは性病予防効果を発揮できません。
他の避妊具よりも高い効果を示す反面、使用方法は二人にゆだねられてしまう分、破れたり性行為の最中に外れてしまうなどして額面通りに避妊効果が期待できない可能性がありますが、インターネット上で正しいコンドーム着用の仕方が動画付きで公開されています。
事前によく調べておくことで高い効果を損なわず使用できるでしょう。

また男性の中には、コンドームを使用すると性感が損なわれるという理由から着用に難色を示す方がいらっしゃいます。
他の低用量ピルなどの避妊法では性感染症を予防できないことをパートナーに理解してもらう必要があるとともに、性病の検査は無料で行うことができる場合もありますのでお互いのことを思って双方が性病にならないためにも一度検査を受けてみる、などといった前向きな在り方に転換していくことができたら素敵ですね。

感染率が高い!要注意の性行為は?

性病に関して、コンドームを付けて行うことで感染が予防できる、ということは既に述べたとおりですがこれはお互いの性器同士を用いるノーマルセックスに限った話ではありません。
例えば、性器ヘルペスの原因になるヘルペスウイルスは、口腔周辺にヘルペスを形成するものと概ね同じ型のウイルスであることが知られています。
性器ヘルペスを抱えた方との性行為でオーラルセックスを行った場合、性器ヘルペスを生じていたウイルスに口腔が感染してしまうことが考えられます。

つまり、性病は性器同士の感染症であると同時に性器以外への異所感染を起こす可能性がある全身病変であることがわかるでしょう。
ノーマルセックスでは比較的原因が特定しやすく、対策も立てやすい反面、普段の会話や食事に影響する口腔への性病病原体感染を来たすとかなりその後の生活の経過が不良になってしまいます。

また、男性同士のカップルで見られる肛門性交も性病を媒介しかねない危険な性行為です。
肛門性交は直腸に性病の病原体を接触させてしまうリスクがあります。
このリスクはコンドームの着用によって予防できるものですが、その予防を怠った場合は普段腸内には存在しない菌が存在することになるため繁殖し炎症を起こします。
淋菌性の直腸炎くらいで済めばいいのですが、赤痢アメーバ感染症など見たことのない感染症を示すこともあり、細心の注意が必要です。

その他にも、不衛生な性具を使用しての性交は非常に危険であると言わざるを得ません。
性器そのものに影響がなくても、性器周辺の尿路などに障害を来たす可能性があるため、体内へと続く粘膜構造の入り口であることを肝に銘じて性行為を行うことが両性双方の健康を守る第一の手段です。